AIカメラ・車両用カメラの開発・販売・取付・サポート06-6151-3697 営業時間 9:00〜17:30(営業日)

備えが、鍵になる——リチウムイオン電池火災に効く初期消火の道具と置き場所

リチウムイオン電池火災は一度始まると普通の消し方が通用しません。だからこそ事前の備えが結果を分けます。道具の選び方(自主表示制度の適合品とは)と、家庭・車両・職場それぞれの置き場所を解説します。

リチウムイオン電池の火災は、起きてから考えたのでは間に合いません。熱暴走が始まれば進行は一気で、消えたように見えても再発火する——この性質ゆえに、何を・どこに・どう備えておくかが結果をほぼ決めます。備えが、鍵になるのです。

この記事のポイント

  • 東京消防庁管内のリチウムイオン電池関連火災は2025年に382件と過去最多
  • 道具選びは「リチウムイオン電池火災への対応」を明記した製品かどうかが分かれ目
  • 「総務省消防庁 自主表示制度」の規格適合品は、国の定める技術上の規格への適合を示す
  • 置き場所は家庭=充電場所の近く/車両=運転席の手の届く位置/職場=充電エリアの壁面

なぜ「備え」が分かれ目になるのか

東京消防庁管内のリチウムイオン電池関連火災は2025年に382件と過去最多を記録しました。2026年9月には走行中の電車内でモバイルバッテリーが発火する火災も発生し、大きく報道されています。モバイルバッテリー・スマホ・電動工具・電動アシスト自転車——電池は生活と現場のあらゆる場所にあり、発火は場所を選びません。

しかもこの火災は進行が速く、初期消火に使える時間はごく短いのが実情です。出火してから道具を探すのでは間に合わない以上、事前の備えがそのまま結果になります。

道具の選び方——「適合品」表示の意味

まず押さえたいのは、従来のABC粉末消火器などは「リチウムイオン電池火災への適応」を保証していないという点です。粉末で表面の炎を抑えても、電池内部の発熱(熱暴走)は止まらず、再発火の危険が残ります。選ぶべきは、リチウムイオン電池火災への対応を明記し、冷却まで考慮した製品です。

もうひとつの目安が「総務省消防庁 自主表示制度」です。エアゾール式簡易消火具などが対象で、国の定める技術上の規格に適合していることを製造者が検査・表示する制度です。規格適合品の表示があるかどうかを確認しましょう。

あわせて、容量(放射時間)・使用期間・使い方のシンプルさも確認ポイントです。詳しい比較は消火器との違いの解説記事も参考にしてください。

置き場所の考え方——「出火点の近く」が原則

  • 家庭——充電する場所(寝室・リビングのコンセント周り)とキッチンの近くに。バッテリーの膨らみなど前兆に気づいたらすぐ使える位置が理想
  • 車両——バス・トラックでは運転席から手の届く位置に固定。車内火災の初動対応とセットで乗務員に周知を
  • 職場・倉庫——フォークリフトなどの充電エリア、整備工場の作業場など出火リスク点の壁面に。保管棚の奥ではなく、誰でも取れる場所に

備えたら、点検と共有まで

消火具には標準使用期間があります。設置して終わりではなく、期限の管理と「どこにあるか・どう使うか」の家族・従業員への共有までが備えです。職場では避難経路の確認と合わせ、年に一度は置き場所と使い方を見直しましょう。

まとめ

  • リチウムイオン電池火災は事前の備えが結果を決める。2025年は東京消防庁管内で382件と過去最多
  • 道具は「リチウム火災対応の明記」と「自主表示制度の規格適合品」表示が選定の目安
  • 置き場所は出火点の近く——充電場所・運転席・充電エリア
  • 標準使用期間の管理と使い方の共有までが「備え」

リチウムイオン電池の熱暴走火災に対応したエアゾール式初期消火スプレー「キーエル119S」は総務省消防庁 自主表示制度の規格適合品です。浸潤液470ml・放射時間約28秒・標準使用期間5年、16,280円(税込)でオンライン購入できます。車両・倉庫・施設へのまとめての配備はリチウム電池火災・防災の相談フォームからご相談ください。