皆さんこんにちは。
ワイヤレスカメラを取り付けることで出来る、路面切削機の更なる安全対策についてご紹介します。
「結局のところ配線作業が面倒だし、取り付け費用とかかかるんでしょ。」
や
「路面切削機の作業で死角が発生する箇所があり、視認性が悪いから効率化を図りたい。」
とお悩みの方。
必見です!!
路面切削機とは
アスファルトやコンクリートなどの路面の表面を削るための機械の事で、
デコボコの路面などを舗装し、抵抗性を無くす際によく登場する機械の事で、「ロードカッター」とも呼ばれています。
切削された廃材は、路面切削機の前方に設置されているベルトコンベアからダンプトラックに直接流し込みます。
また、駐車場の砂利の撤去などにも使用されます。
切削工事の種類
切削工事は大きく分けて、路面切削工と切削オーバーレイ工との2工種があります。
路面切削工
路面切削工は既設アスファルト面を切削し、端部を摺り付けた後、道路開放したのち、後日舗装する工法です。
切削オーバーレイ工
切削オーバーレイ工は、デコボコになった路面を切削機で削り取り、
その後の舗装までを即日仕上げる工法です。
路面切削機による実際に発生した事故事例
路面切削機はその機械の性質上、前方および後方に死角が発生します。
特に、運転席から見てベルトコンベアの下部は視認性が悪いです。
そんな路面切削機で実際に起こった事故を見てみましょう。
とある道路舗装工事現場において、路面切削機が路面切削現場の外に出ようとして道路交差点内に入ったとき、
交差点内で一般車両の誘導を行っていた誘導員を轢いてしまったというものです。
主な原因としては、
①運転者が前方の安全確認を怠ったこと
②路面切削機の前方を映すミラーが取り外されていたこと
③誘導員が本来打ち合わせた場所とは異なる部分に立ち入っていたこと
④誘導員と運転者で、安全確認の合図の共通認識がなかったこと
があげられています。
(出典:道路舗装工事現場で、交通誘導員が路面切削機にひかれる)
路面切削機による事故を減らすには…
上記のようなの事故も含め、路面切削機での事故を減らす対策としてできることと言えば、主に下記になります。
日常的な路面切削機の整備・点検
メンテナンスや整備を放置することで、故障する原因になるだけでなく、ボタン動作の挙動の精度が下がってしまう事があります。
定期的なメンテナンスを実施しましょう。
安全意識の徹底
ハンドル操作やレバー操作のミスや、正しい乗り方の方法などを徹底しないと思わぬ事故に巻き込まれる可能性があります。
日常的に乗り方講習を実施することなどで、運転手の安全意識の徹底を図りましょう。
コミュニケーションの徹底
「そこに人はいないだろう。」という思い込みが思わぬ事故を引き起こす可能性があります。
確実に人はいなくとも、指差し、声出しを習慣化する事で、未然に防げる事故もたくさんあります。
指差し、声出しなど、コミュニケーションの徹底を実践しましょう。
安全装置の導入
人間の目や耳だけではどうしても検知できない事もあるかと思います。
そんな時に役立つのがバックカメラやバックセンサー等の安全装置の存在です。
安全装置を導入することで、死角なども見えるようになり、防げる事故が増えます。
上記を徹底する事で、防げる事故はかなり多くなるでしょう。
最後の安全装置について、もっと掘り下げてお話したいと思います。
安全装置の導入への障壁
一口に安全装置の導入といっても、様々な障壁があるかと思います。
よくある声としては、
「取り付けは業者に依頼しないといけないから結局時間と工賃がかかるんでしょ…」
「一度カメラを取り付けた後にカメラの位置を変えたいってなった場合、取り外しと取り付けに時間とお金がかかってしまうよね…」
などです。
確かに上記はカメラを導入するにあたって、大きなネックかと思います。
そういった障壁を取っ払うのがTCIのSPOT CAMERAです。
TCIのSPOT CAMERA
TCIのSPOT CAMERAの最大の特徴は鉄であればどこでも取り付けられるという事。
“鉄であれば”という部分でピンときた方もいるかと思います。
そうです。“磁石”で取り付けるのです。
TCIのSPOT CAMERAは、ワイヤレスであることはもちろん、カメラの電源作業も不要です。
なぜなら上記の通り、カメラを ”磁石” で取り付ける仕様だからです。
「え、磁石だとすぐ落ちちゃうんじゃないの?」
と思ったそこのあなた。
SPOT CAMERAはネオジム磁石という、数ある磁石の中でも特に協力な磁力を2つも使用しております。
成人男性が結構な力で引っ張ったとしても外れる事はありません。
そして、2万回の耐振動テストも難なくクリアしており、振動での脱落の心配もありません。
(参照:【最新版】 フォークリフトによる事故事例と安全管理について)
ですので、作業時に必ずと言っていいほど振動が発生する路面切削機にも完全に相性抜群です。
上記の通り、磁石での取付のため、業者を呼んでの取付工事が不要であり、
またそれに付随する工賃も一切かかりません。
参照として一般的な有線式のバックカメラ取付工賃を記載しておきます。
・2tトラック 30,000円前後+出張費
・4tトラック 45,000円前後+出張費
・重機や特殊車両 50,000円前後+出張費
これは取付一回に対する金額ですので、取り外しの際も同様に工賃が発生します。
それに対してSPOT CAMERAは取り付け時も取り外しの際も0円です。
業者を呼ぶ手間、取り付けにかかる費用、作業時間をすべて排除したカメラなのです。
そして、技適マークも取得しており総務省より使用の認可をいただいていますので
電波法にも抵触せず、安心してお使い頂けます。
また、カメラ側にマイクも内臓されているため、モニターから後者の声が出力されます。
すなわち誘導員など、後方にいる人間の声がすぐに運転席に届くのです。
加えて録画機能も搭載しており、万一の事故の際にも原因調査や再発防止策の打ち立てが容易になります。
SPOT CAMERAをフォークリフトに取り付ける事の効果
路面切削機に取りつける事で発揮できるSPOT CAMERAの効果の例としては、
・運転席から見て前方または後方の死角を視認できることで、事故を予防できる。
また万が一事故が発生した場合でも、録画した映像で調査ができる。
・前方または後方の誘導員の声が運転席に届きやすくなる。
もちろん従来と同じようにバックカメラとしても機能を果たせます。
取付が簡単という事は、同じ車両において、その都度用途を変えられたり、
あるいは別の車両にも簡単に付け替えることができるという事です。
カメラを使用することで上記のように、 “事故を防ぐ” というだけでなく “作業効率の向上” にも一役買えるのです。
それがTCIのSPOT CAMERAです。
まとめ
今回は、道路補修工事などで活躍する路面切削機とその安全対策についてご紹介しました。
路面切削機は道路補修には欠かせない重機ではありますが、その一方で少しの油断でも人命を奪いかねません。
運転者そして、作業員の両者にとっても安全対策はしてもし過ぎることは無いと思います。
作業員の皆様の危険性を少しでも取り除けるよう、SPOT CAMERAがお役に立てれば幸いです。
SPOT CAMERAについて、製品仕様などの詳しい情報は【こちら】をご覧ください。
SPOT CAMERAの購入をご検討の方は【こちら】からお見積もり・お問い合わせください。