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【最新版】フォークリフトで発生する事故について

【最新版】フォークリフトで発生する事故について

今回はフォークリフトの事故についての記事になります。

「フォークリフトでの事故について知りたい」

「どういった事故が多く発生しているのかを知り、その対策を立てたい」

とお悩みのみなさま。朗報です。
本記事では、フォークリフトの最新の事故件数や発生状況などについてのご紹介です。

この記事の内容

  • フォークリフトの事故件数
  • フォークリフトで発生する事故の種類
  • フォークリフトの事故の安全対策について
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フォークリフトの事故について

フォークリフトは一般乗用車と比較し、スピードがそこまで出るわけではありませんし、基本的には私有地のみでの使用のため、事故はそこまで多く発生しないだろうと思われていますが、意外にも多くの事故が発生しています。フォークリフトの事故について掘り下げてみていきましょう。

フォークリフトの事故件数

例えば運輸交通業において、令和2年に発生した死亡事故計90件のうち、
なんと約6割を占める52件の事故がフォークリフトなどの動力運搬機が原因で発生しております。

フォークリフトにおける、ここ10年の事故件数の推移

次にフォークリフトにおける、ここ10年の事故件数の推移を見ていきましょう。
フォークリフトの事故件数の推移を下図をご覧ください。

フォークリフトの事故件数の推移

フォークリフトでは毎年2000件前後の事故が発生しており、多くの事故が発生しています。
また死亡事故に関しては、毎年30件前後の死亡事故が発生しており、現状事故が少ない現場であっても、常に危険と隣り合わせであるという認識が必要です。しかもここ数年減少傾向だった死亡事故が2020年に大幅に増加しております。

2020年に増加した原因の主な理由としては、コロナ禍における「Amazon」や「楽天市場」などに代表されるECサイト関連の荷物の取扱量が増加している事があげられます。この傾向はしばらく続くとも予想されるでしょう。

フォークリフトでの主な事故事例

フォークリフト事故でよくあるケースの種類とその原因と、死傷者数をご紹介します。
事故が多い順にみていきましょう。

激突事故(816人)

2020年5月において、労災による死傷者数で最も多かったのが、「激突・激突され」です。
運転中のフォークリフトが壁に激突したり、周囲の作業員の方がフォークリフトに激突されるような事故が当てはまります。

挟まれ・巻き込まれ事故(769人)

次に多かったのが「挟まれ・巻き込まれ事故」です。
フォークリフトは可動箇所が多く、挟まれ事故が多く発生しています。
その結果、他の作業員を挟んでしまったり、壁や棚とフォークリフトの間に作業員が挟まれたりという事故が当てはまります。

車両のマストなどの部品に挟まれる場合や、車両と壁などの間に挟まれる等の事例が報告されています。

墜落・転落による事故(424人)

それから「墜落・転落による事故」です。
フォークリフトもろとも高所から墜落する、フォークリフトのフォークに人を乗せて高所作業をおこない墜落させてしまったという事故が当てはまります。

飛来・落下事故(107人)

そして「飛来・落下」です。
フォークリフトが運搬したり、積み上げしている際に、積荷などが落下し、周囲の作業員に直撃するといった事故が当てはまります。

転倒事故(102人)

最後に「転倒事故」です。
傾斜地でフォークリフトが転倒し、運転手がフォークリフトの柱と床面との間に挟まれてしまい下敷きとなってしまったり、社外へ投げ出されるといった内容の事故も発生しております。

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フォークリフトの事故の対策について

フォークリフトで事故が多く発生しており、その危険性がわかったところで、その原因と対策について見てみましょう。

事故が発生する原因

運転操作ミス

運転操作ミスが起こるのは経験が浅い人よりも、経験のある人の方が起こしやすいと言われています。理由としては、経験からくる油断や慢心であり、基本的な事を怠った場合に事故が起きています。
また、事業所などで安全に対する十分な教育ができていないという事も理由の一つと言えるでしょう。

車両の整備不良

フォークリフトの自主点検は法令で定められていますが、日々の点検は事故防止には大切な要素となります。
ブレーキの効きであったり、ボタンの精度など、整備をしていることで防げる事故は多く存在します。

安全確認の徹底不足

「指差確認」や「声出し」など、安全確認の徹底は事故防止には不可欠です。
日々の業務の中で面倒になってはくるかとは思いますが、日ごろから徹底することが事故防止に繋がります。

パレットの積み方

パレットを爪の根元までしっかり挿し込んでいなかったり、定められた質量以上のパレットを重ねることで、
重大な事故につながってしまいます。パレットは奥までしっかり挿し込み、決められた質量を守るようにしましょう。

フォークリフト事故を防止する対策

フォークリフト事故の事例や原因を踏まえ、事故を防止する対策について解説していきます。

フォークリフト専用通路の設定

作業者とフォークリフトを完全に分離するために、フォークリフト専用の通路を設定することで、
フォークリフトと作業員が接触する場面を無くします。

指差し呼称の徹底

通路であったり、十字路の手前、発信する前など、指差し確認をすることで、安全意識が高まります。
日常的に指差し確認を行うことで、安全意識を向上させる事ができます。

安全運転ならびに積み方の徹底

急ブレーキや急発進などは注意し、また積荷に関してもパレットは奥までしっかり挿し込み、決められた質量を守るようにしましょう。

日常的な点検の実施

フォークリフトのボタンやブレーキの精度を落とさないためにも、日常的なフォークリフトの点検・整備を行うようにしましょう。

安全装置の導入

人間の視野では限界があり、死角はどうしても発生してしまうものかと思います。
人間の限界を超えるためにも安全装置の導入は必須かと思います。

まとめ

今回はフォークリフトの事故事例や、原因と対策についてご紹介しました。
事故を知り、対策を立てることで、防げる事故は多くあります。
また、人間の目では限界がありますので、安全装置の導入も検討する必要があるでしょう。

フォークリフトの安全管理でお困りのことがあれば、是非TCIにご相談ください。
カメラのお求めや、お問い合わせ、その他ご質問等は【こちら】よりお問い合わせください

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