昨今の福岡県や静岡県のバス車内置き去り事故のように、なぜ大事な命を車内に置き去りにしてしまうのでしょうか。
子どもや幼児が送迎バスに取り残されないためには、わたしたち大人はどのようなことに気をつけて行動する必要があるのでしょうか。
根本的な原因を知ることで救われる命があるかもしれません。
これらについて一度見つめ直してみましょう。
1. 約5人に1人が『子どもを残したまま車を離れたことがある』
実は子どもを車内に置き去りにしてしまうケースは、幼稚園や保育園だけで起きていることではありません。
とある商社が子どもを乗せて運転するドライバー2652人に行った調査によると、
一般ドライバーの約5人に1人が、「直近1年間で車に子どもを残したまま、車を離れたことがある」と回答しています。
幼稚園や保育園の送迎バスに限らず、大人が日常生活の中で、注意して防止しなければならない事故だということがデータからも見て取れます。
2. いつものルーティンが崩れるとミスを起こしやすい
なぜこのような事故が起こってしまうのでしょうか。
社会心理学が専門の新潟青陵大学大学院・碓井真史教授によると、
「人は普段ルーティンワークで動いている。しかし、いつもと違う行動でルーティンが崩れると、ミスを起こしやすい」のだそうです。
確かに、寝坊してしまった日の朝は、いつも通りの準備を満足にできないため忘れ物をしてしまう、ということはよくありますよね。
普段は子どもを確認できていても、突然のトラブルによって頭からすぐ抜けてしまうことは誰にでもあります。
しかし、そんな経緯だとしても人の命を失ってしまう可能性があるということを忘れてはいけません。
3. 安全管理の指針作成だけでは不十分
福岡県中間市で起きた、送迎バス置き去りによる園児の死亡事故後、福岡県は独自に安全管理の指針を作成していました。
子どもが乗り降りするときには名簿の確認欄にチェックを入れるなど、具体的な手順を定めることなどがまとめられています。
しかし、先ほどの「ルーティンが崩れるとミスを起こしやすい」という専門家の意見から考えると、
いくら具体的な手順を定めていたところで、イレギュラーなことが起こればミスはどうしても発生してしまいます。
視覚などに頼るのではなく、強制的に確認せざるを得ない状況を作り出すことが最善の防止対策となるのではないでしょうか。
【まとめ】入念な目視確認とテクノロジーの活用
いかがでしたでしょうか。
イレギュラーなことが起きても、車内に子どもが残っていないかを必ず確認できるよう、
うまくテクノロジーを取り入れて行く必要があるということがお分かりになったのではないでしょうか。
近年では様々な装置が開発され、子どもたちの命を守る為に普及されています。また、通園バスへの安全装置導入が義務化され、導入の流れは加速するでしょう。
株式会社TCIでは置き去り防止装置の開発を行っておりますので、少しでも興味を持って頂けましたら是非HPなどをご覧ください。
また、補助金対象装置の「SOS-0006」も取り扱っております。詳細は下記よりご覧ください。
2023年2月、内閣府「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のリスト」に掲載。
品番:SOS-0006
認定番号:A-007
製造メーカー:株式会社TCI
装置の方式:降車時確認式
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